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起業、人事、アジア、などなど

2014-01-01から1年間の記事一覧

今日は最終面接〜選考過程で仕事の進め方を見る

年内最終日の今日は、スタッフの最終面接が一本控えています。 弊社では面接のほかに、最終選考は「バーチャルインターン」と称して、「自分がこのスタートアップ会社に入ったらどんな戦略を考え、実行するか」という課題を出しています。経営してる僕も答え…

具体と抽象 〜なぜホウレンソウは伝わらないのか

最近、抽象と具体について思うこと多いので、今日はつらつらと書いてみます。 ■なぜ「ホウレンソウ」は伝わらないのか?タイでいただくご相談の一つが「ホウレンソウをできるようにしてほしい」といったものです。これは逆に言うとホウレンソウというものは…

仕事が溜まりがちなマネジャーが業務効率を上げるテクニック5つ

今日はタスクマネジメントの話。組織の中で偉くなればなるほど仕事は加速度的に増えていきますが、効率化が上手いかどうかで成果は確実に差が出ます。優秀なマネジャーを見ているとやっぱり共通点があるなぁ、と思いますので、今日は私の主観ではありますが…

「シンガポールで幼児教育」は正しいのか

「シンガポールで幼児教育」の風潮が高まりつつあるこの頃。確かに世界有数の教育環境だとは思いますが、あくまでそれは多様な選択肢の一つだと思うので、今日は個人的な考えを書いておきます。ちなみに私はシンガポールで子育てをし現地の幼稚園に通わせて…

書評 「仕事の強みの磨き方」

「仕事の強みの磨き方」(吉沢康弘著)を読みました。これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方作者: 吉沢康弘出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)発売日: 2014/10/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブ…

異文化コミュニケーションの肝は「ひと手間かける」こと

異文化コミュニケーションの要諦は、「相手の立場に立つ」とか「前提の違いを受け入れる」というメッセージが多いですが、ややマインドセット寄りで再現性に欠けるのではと思っています。大切なのはアクションベースの変革で、具体的には面倒がらずに「ひと…

「日本式”で”」価値を生む

独立以来、「東南アジアで人事のコンサルティングをやってます」というと、「カイゼンとかホウレンソウとか、日本式経営ノウハウをアジアに埋め込むんですね?」とよく質問いただいたりする。僕がやりたいのはそれとはちょっと違って、アジアでうまくいく経…

タスクの種類と優先度について

目の前に、今日やらなければいけない3つのタスクがあります。あなたならどれからやりますか?1.重めの提案書(=深く考える仕事)2.アンケートの集計(=単純作業) 3.英語の勉強(=自己啓発) もちろんその人次第ではあるんですが・・・ 僕の場合、…

スタートアップ採用で絶対にハズしてはいけない3つのこと

起業から1か月が経ちましたがさっそくリソースが不足気味で、いま積極的にを採用しています。今2名ですが、できれば4名体制までとりあえず持っていきたく、鋭意面接活動中です。試行錯誤しながらたくさん面接をしているわけですが、これまでいろいろな経営者…

人事屋の人事について〜”専門性のジレンマ”を乗り越える?!

人事屋の人事inタイについて。つぶやきです。 常々思うことなんですが、SEO支援会社が自社のSEOができてないとか、WEB制作会社のWEBがおざなりだとか、戦略コンサル会社の戦略が見えないとか、そういうことって結構ありますよね。これ、「意外とある」のでは…

人と会うときに心がけたいこと3つ

独立して以来、新しい人と話す機会が増えています。いろいろと仕掛けをしないといけない時期なので、僕のほうからいろんな方にアプローチすることも多いのですが、ありがたいことにSNSなどで「いまバンコクですがご都合いかがですか?」「これからタイに進出…

「なぜ起業しようと思ったのか?」について

このブログでちゃんと報告していませんでしたが、8月からAsian Identity Co.Ltd.という新会社のCEOとしてタイ・バンコクで活動を始めています。東南アジアの人々が「Identity」(自分らしさ)を見出し、それを生かした企業経営ができるような組織・人事コン…

シンガポール独立記念日2014 リーシェンロンスピーチ全文翻訳

8月9日はシンガポールの独立記念日でした。今年はすでにSGを離れてしまっているわけですが、この国の勢いを示すナショナル・デイ(独立記念日)の様子は相変わらず注目しています。中でもリーシェンロンのスピーチは注目しています。東南アジア随一の経済大…

経営者が知っておくべき「ビジョンの作り方」8カ条

かれこれ組織人事の業界も10年ほどになり、最近色々なスタートアップ経営者の方と話す機会が増えてますが、「ビジョンを作ることの大切さ」についてますます実感するこの頃です。「思想」「ストーリー」という言葉を使うこともあります。 「思想が大事」とか…

「知能」と「知性」について

久々に週末にバンコクに滞在しています。昨日はセミナーに参加してたくさん気づきを頂く機会となりました。脳が刺激されたので、少し考えをまとめておきます。 昨日の講師は非常に幅広い分野での知識が豊富で、最先端の領域の知識を、かつ一本の横軸を通しな…

どこに地雷があるかわからないポリティカリー・コレクト問題

とある方のつぶやきで、LIXILのCMが話題になっていたので、感じたことをまとめておくです。 「結婚記念日に、妻にキッチンのリフォームを贈ろう」というものだが、「専業主婦を想定しすぎ」「LIXILは男性優位の会社だから」とプチ炎上している様子があり、「…

通訳とコンサルタント

通訳・翻訳のよもやま話。サッカー日本代表のザッケローニ監督が先日の惨敗の翌日の練習で選手に「謝罪」したと聞いて、どんな言葉で謝罪したのか?がとても気になっている。というか、イタリア語の謝罪を選手は解しないだろうから通訳が日本語に訳すんだろ…

アジア組織のリアル4 駐在員と現地スタッフ

日系企業における、「駐在員」と「現地スタッフ」について。「日本人駐在員」というと昔からある一定のイメージがある。英語ができない、日本人同士で固まる、ゴルフが多い、定期的に入れ替わる、というイメージ。昔の話かと思ったら意外とそうでも無いよう…

アジア組織のリアル2 カントリーリスク

カントリーリスクをどう見るかという話。ここのところ東南アジアはキナ臭さを増し、投資判断がますます難しくなっていると感じる。ベトナムが中国との関係から一層緊迫化している。タイは首相が失職しクーデターが勃発、相変わらず混乱が続いている。またイ…

アジア組織のリアル3 温度差のマネジメント

先週勃発したタイのクーデター。一方でタイ在住者からのメールで、「タイではもはや定例行事のクーデターですね〜♪」と何ともユルイ書き込みに、思わず苦笑い。日本ではかなり大きく報道されていて、新聞などでも、最大限の注意を促す論調。軍による政権乗っ…

アジア組織のリアル1 日系企業の海外マネジメント

ふと見渡すと、シンガポールやタイで仕事するクライアントは「地方本社」の企業が多いな、と思った。グローバル競争で勝てている日本企業は「固有の強い技術」、それを支える「強い理念」、がある場合が多いが、そういったDNAは意外と本社から先に失われる。…

「好き」を仕事にするべきか?

仲暁子さんのエントリーが話題になっています。>好きを仕事にするために必要な、たったひとつのシンプルなこと ウォンテッドリー仲暁子氏 好きなことをやればいい。けど、何が好きなのか? そもそもわからない。そういった方がすごくたくさんいると思います…

リベラルアーツは就活に役立つのか?

リベラルアーツ(日本語では教養、と訳される)への注目度が高まっている。シンガポールでもNUSがYaleと組んでリベラルアーツカレッジをオープンさせた。日本でもリベラルアーツ教育を施す大学が増えていると聞く。シンガポールに留学する日本人の中にはリベラ…

「若手」というダイバーシティ

新年度ですが実はいきなり体調を崩しまして、きょうからゆるゆるスタートしてます・・。そんなわけで気分も新たに雑感を書いておきます。(あらかじめ断わっておくと、だいぶ大雑把な議論です) この時期になると「新人育成」「若手育成」の話題になるわけな…

自分で答えを出せる力

少し前の記事ですが、伊藤穣一さんと波頭亮さんの対談の一節。 日本と米国は、教育とラーニングという違いがあるんじゃないかと思う。出題者が求める答えを返すと満点になるのが教育で、出題者の意図とは違うけれど、出題者をひっくり返すほどの答えなら満点…

経営者の仕事は若者に元気いっぱいやらせること。本田宗一郎動画

ふと見つけた本田宗一郎の動画を見てみた。今なお信奉者の多い本田宗一郎氏の魅力が感じられる、たいへん貴重な10分の動画。こうして彼の考えに改めて触れると、数々のイノベーションを起こしたホンダの真髄は、「若者に思いっきりやらせる」と言う事に集約…

孤独について

孤独について。今日もクライアントアポを除いてはホテルで一人黙々とPCに向かう時間を過ごした。いまはまだオフィスもなければチームもないので、基本的には一人で仕事をしている。この孤独という時間は、ある面寂しいものであり、一方で自分の人生にとって…

体力勝負

もともと体力に自信のある方ではないのですが・・・最近は体力の大事さをあらためて実感する日々です。先日お会いしたある方が、 東南アジアの仕事は、どうしても飛行機での移動が多くなる。これは本当に体に負担がかかる。だから30代くらいでやるのがちょう…

子供のほめ方と部下のほめ方

「子どもを伸ばすほめ方」という記事が、マネジメントにも通じる部分が多く参考になったので一部抜粋しておきます。 育児書などには、よく「子どもが何かを達成したら、その場でほめてあげましょう」と書いてあります。そのため、子どもが何かをするたびに、…

子供の自律的なアクションの邪魔をしない

子育てをしていると、本当に色々と勉強になります。例えば最近、5歳のわが長男はよく「キレる」傾向があります。パターンはだいたい決まっていて、「自分でやろうとしていたことを邪魔された時」にものすごい勢いで切れます。それが相手が良かれと思って取っ…