Learning Web

起業、人事、アジア、などなど

変な夢

久々に実家のフトンで寝たら変な夢を見たので、一本ブログにしておきます。


気が付くと自分はホテルのボールルームのような所にいます。どうやらある会社の経営幹部向けのイベントです。

僕はファシリテーターとかスピーカーという立場ではなく、その会社の経営陣の一人としてひとつのテーブルの席に座っています。
周りには様々な国籍の人たちがいて、20人ほどの幹部が集まっています。割と自分と同じくらいの年恰好で、30~40歳くらいの人が多い比較的若い経営チームです。日本人も少しいるようです。

やがて前方にCEOが出てきました。アメリカ人のようです。風貌は黒髪でややアジア系の顔つきにも見えます。女性で、非情にパワフルな語り口。ユーモアもありながら、とても力強い印象です。私たちは、今日から始まる新しいチームだ、一緒に最高のチーム、最高の会社を作りましょう、という事を語り掛けます。魅力的な語り口です。

ひとりひとり、自分の自己紹介をする順番が回ってきました。様々な国から選ばれたリーダーが順々に、自分が何者なのか、これまでの仕事の実績、などをプレゼンしていきます。

自分の番がやってきました。僕は言います。「正直、自分がなぜここに選ばれたのかわからない。自分はこれまで東南アジアで経営をしてきて、しばらく大企業の経験からも遠ざかっている。選ばれた以上は貢献したいが、どこまで役に立てるかは自信がないけど、頑張ります。」

すると、CEOは私に言います。「あなたの経歴や実績は全部把握したうえで、あなたが必要だと思い、私はあなたをこのポジションに招きました。あなたのアジアでの経験は他にないものであり、そしてあなには周りを明るくしたり良いチームワークを作る能力がある。だから、あなたはあなたのままでよいです。あなたの力をそのまま発揮してくれれば、私はそれでハッピーです。」と。

・・・それを聞いて自分はとても救われた気持ちになりました。そのCEOの深い愛をたたえたコミュニケーションに感激し、自分はとても信頼されているんだ、ならばここで頑張ろう、という安心感とモチベーションを感じました。(どうも自分のポジションはHR的なもののようですが、詳細まではわかりませんでした)

気づくと別のテーブルにいた日本人が声を上げました。どうやら技術者のようです。「悪いが、我々もなんで自分がここにいるのかわからない。実際のところ、あなたの英語も半分くらいしかわかっていない。」

するとそのCEOは、その彼のテーブルに近づいて、なんと流ちょうな日本語で話しかけました。「私は以前、日本に少しいたことがあります。あなたの気持ちはよくわかります。すべての日本人が英語がわかるわけではないですね、ごめんなさい。でもあなたはあなたの技術で、会社に貢献してください。他のところは私がサポートします」と。

そうやってそのCEOは、会場にいるそれぞれの人たちの心をつかんでいきました。そうこうしているうちに目が覚めました。


・・・なんでこんな夢を見たのかはわかりませんが、ずいぶんはっきりした夢でした。ただ目覚めた後に不思議とすっきりした気持ちになっていたのが印象的でした。

上司というものがいない日々をもう何年も近く過ごしているのですが、こういう上司なら仕えてもいいな、と思わせられる魅力的なリーダーでした。もしかしたら、自分がこうありたいというリーダー像が投影されたのかもしれません。また、自分のリーダーシップに対する迷いのようなものがこうした夢を自分に見させたのかもしれません。

一つだけ、もしかしたら関係あるかな、という伏線があります。

最近、某アジア企業が日系企業を買収した後のPMI(買収後の組織統合)の相談をもらいました。これまでPMIといえば、日系企業が現地企業を買収した後、いかにその企業の(日本的な)やりかたを浸透するかという話がお決まりでしたが、今回は逆の話です。逆パターンも、日本マーケットでは結構あったと思いますが、アジアのマーケットでは結構珍しい話です。

アジアの外国企業のやり方を日本人が学んでいく気持ちはどんなだろうか。またそのアジア企業から雇われた日本人コンサルタントと対峙する日本人幹部はどんな気持ちだろうか?と想像をめぐらしていたところでした。(最近見たハゲタカ続編の影響もあったかも)

・・・とりとめないのですが、印象的な夢でした。