オーナー社長とサラリーマン社長
オーナー社長が偉いとかサラリーマン社長が偉くないとか言うつもりはないのだけど、両者は全く異なる性質を持った仕事だ、ということはオーナー社長を少しだけやってみて初めて分かった。
オーナー社長、とりわけ創業者は、「始めた人」であるから、逆に言うと「やめること」を決められる人でもある。「ゲームから降りるかどうか」を選択肢に持つ人は「ゲームに勝つか負けるか」しか考えてない人よりも大局観に立てるのではないだろうか。
勝っても負けても自分から降りなければ勝負は続く。だからオーナーは負けを恐れない。負けを恐れず賭けに出るからこそ一定の確率で勝利する。サラリーマン社長は負けると自分の意志とは関係なく勝負から降ろされる可能性がある。
企業にとって大事なのは一つ一つの勝負に勝つか負けるかではなく、勝ったり負けたりしながらも生き続けること。だとすると一つ一つの勝負に一喜一憂しないほうが良い。
シンプルに言うとそういうことなのかなと。もちろん腹をくくった素晴らしいサラリーマン社長もいますが、あくまで全体傾向として。