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スタートアップ採用で絶対にハズしてはいけない3つのこと

起業から1か月が経ちましたがさっそくリソースが不足気味で、いま積極的にを採用しています。今2名ですが、できれば4名体制までとりあえず持っていきたく、鋭意面接活動中です。試行錯誤しながらたくさん面接をしているわけですが、これまでいろいろな経営者や組織を見てきて「これは大事だよなぁ」という採用ポイントがありますので、今日はそれを3つ書きとめておきます。



1.「第一印象」で良いと思えたか?
東京オリンピック招致のプレゼンを指導して有名になったマーティン・ニューマン氏は、著書『パーソナル・インパクト』の中で、人は相手の印象を「目の前に現れた瞬間」に判断するといっています。かように人の心は、一瞬で人の評価を下します。また、ニューマン氏によれば「それを後から変えるのは難しい」と言います。

スタートアップで第一印象が大切な理由は二つあります。一つ目は初期の社員というのはその会社のイメージを作っていく看板、自社のアイデンティティの一部となります。それゆえ、その人材は自社のフィロソフィ、ブランドを伝えていくに相応しいインプレッションがあるのかを確認しておく必要があります。言い換えれば、パッとみた瞬間に「自社らしい」と直観的に感じられたかが大事です。ここがずれると、自社のアイデンティティが間違って社外に伝わる可能性があります。

もう一つは、スタートアップは自分が「好き」な人を選ぶことが大事だからです。寝食をともにし困難を乗り越えていく仲間は、やはり理屈を超えて「好き」な相手であることが望ましいです。人は好き嫌いを直観的に、動物的に判断しますから、第一印象でどんなふうに自分が感じたかをしっかりメタ認知しておくことが大切です。


2.「同じ想い」と「違う強み」を持っているか?

スタートアップのチーミングドラクエと似ていると思っています。ドラクエのパーティは先頭が勇者で、そのあと戦士、魔法使い、僧侶、などと続きます。チームの人数が限られているので、そのメンバーは多様であることが必要です。異なる強みを出し合ってこそ、少人数で高い成果を出すことができるからです。

一方でこのバラバラな人たちが同じチームにいてくれるのは、勇者が先頭に立って率いているからです。勇者がビジョンを示し、チームメンバーはビジョンに惹かれてついていきます。勇者というのはある意味で最も弱い存在です。魔法使いよりも魔法は使えないし、戦士よりも力はありません。その代わり、勇者はみんなを鼓舞する強い勇気を持っています。経営者は、自分の仕事はビジョンを出すことだと自覚する必要があります。(参考記事:ビジョンの作り方8か条

ビジネスで言い換えると、「持っているスキルや知識は異なるけれど、価値観や想いは共通している」チーミングが理想です。これがなかなか難しく、価値観の合う仲間を求めているとついスキルまで似たチームになりがちです。みなさんのチームに戦士が二人いたりしないでしょうか?


3.自分より優秀な人物かどうか?

組織のレベルは人のレベルで決まります。自分よりもレベルの低い人を採用していると組織のレベルはどんどん下がります。求められるのは逆で、自分よりも優秀な人をどんどん採用して組織のレベルを上げていくことです。先ほどのドラクエの戦士の例のように「力はこの人には絶対にかなわない」という、自分よりもハイクラスの人物を採用することが大切です。そしてその人から学び、自分も成長させていくのです。

ところが、どうしても我々は自分がマネージしやすそうな人、自分に逆らわなそうな人、を選んでしまいがちです。というのも、自分より優秀な人は採用広告を見ただけではなかなか応募してくれずそもそも出会えないからです。(自分の立場を脅かさないか?という理由で自分より劣る人を取るマネジャーもいますが、これは論外)。

自分より優秀な人を取るためには実は採用のプロセスを変える必要があります。「この人にはかなわない」という人を常に探し、また人脈を使って「一番おすすめの人いないか?」と聞いて回るのです。そしてどうしても入ってほしいと思ったら、ビジョンを語ってその人を口説いて入社してもらう、というプロセスです。一流の人ほど、魅力的な勇者のパーティーに入ってみたいと思っているものですから。


というわけで、今回はスタートアップ採用でハズせないポイント3つでした。全部を満たした理想的な採用はなかなか難しいですが、これを意識していれば必ず良い採用ができるのではないかと思います。今日はここまで。