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カンファレンスに参加して

今日はカンファレンスに出席。色々と学びがありました。登壇側になることも増えてきましたが、聞き手側で色々勉強することも大事だな、と改めて思いました。

パネルディスカッションなどを聴講するときに、いつもこういう姿勢で参加しようと思っていることがありますので、それを2つほど書いておきます。

一つは、「質問を考えながら聞く」ということ。今日は質疑応答の時間は無かったのですが、Q&Aがあったら真っ先に手を挙げよう、とできるだけ思っています。質問をすることは勇気が要りますが、それによって自分が成長できます。

また、場全体を見渡して、「この場に有益な問いは何か?」を考えることは、場の空気やオーディエンスの心理を推察する良いトレーニングになります。良い問いは、「そうそう、それ聞いてほしかった!」という空気を会場に作ります。そう思われるような問いを考えるのはセンスが要りますが、場全体の学びを高めることに貢献できるでしょう。またおまけの効果として、良い質問ができれば周りの人は一目置いて、後で名刺交換してくれるかもしれません。

二つ目は、これが一番大事なんですが、「自分がパネリストの一人だったらどうコメントするか?」という視点を持ち、思考しながら聞くことです。今日は弊社スタッフも同席してもらったのですが、「そういう視点で聞いてね」とお願いしました。いずれこういう場所に出てほしいからです。

「自分がパネリストだったら」という視点で考えると、自分自身の立ち位置、ユニークネスは何か、ということを嫌でも考えます。それを通じて、今の自分に足りないものが見えてくるのです。「あぁ、自分がやっていることは、この人と被ってるな」とか、「自分のプロフィールってまだ全然特徴が無いな」とか、そういうことが客観的に見えてきます。

また、モデレーターが投げた問いに対して「自分ならこうコメントしよう」と咄嗟に考える練習をすることは、思考の瞬発力を上げます。そうしたコメントをメモして自分の中に持っておくことは、普段の仕事でも必ず役に立ちます。

一番大事なのは、「壇上に立つこと」をイメージしながら参加することが、壇上に立つことにReadyな自分をつくるということです。チャンスはいつ降ってくるかわかりません。声がかかったときに躊躇するようではチャンスは掴めません。「行けます」という状態を作っておくことは、成長するビジネスパーソンに必須のことではないでしょうか。

たかがセミナー一つでも色々と成長のタネはあるものだと思います、という本日の感想でした。