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「若手」というダイバーシティ

新年度ですが実はいきなり体調を崩しまして、きょうからゆるゆるスタートしてます・・。

そんなわけで気分も新たに雑感を書いておきます。(あらかじめ断わっておくと、だいぶ大雑把な議論です)


この時期になると「新人育成」「若手育成」の話題になるわけなんですが。

もはや「若手」とは到底呼べない世代になってしまった私(社会人14年目・・・嗚呼)が最近感じるのは、

「自分よりも圧倒的に優秀な若い世代と沢山出会う」

という事実です。

世の中進化してますから、若者世代の行動力を持ってすれば、グローバル感覚も、英語力も、ITスキルも、軽々と僕らの世代なんて超えていきます。これは落ち込むぐらいにリアルです。シンガポールに来てる日本人大学生とかすごいですホント。

そうすると思うのは、僕らがいつも扱う

・若手→【育成する】→一人前

という方程式って実は必ずしも正しくないのではないか?? というふとした疑問です。もちろん、

・未熟達者→【育成する】→熟達者

は恐らく正しいでしょう。ただ、若手≒未熟達者、という前提は加速度的に崩れてきているということです。

ここで考えたいのは「ダイバーシティ」の話です。ダイバーシティとは多様性を尊重することですから、

×外国人→【日本人のように働いてもらう】

○日本人→【日本人の良さを生かす】→活躍する
○外国人→【外国人の良さを生かす】→活躍する
→コラボレーションが起きてHappy!

という事ですね。これを若手に当てはめて、

○若手→【若手の良さを生かす】→活躍する
○ベテラン→【ベテランの良さを生かす】→活躍する
→コラボレーションが起きてHappy!

となるのか?というのが僕の関心事です。というかきっとなるのだと思っています。

ただ、この「世代差」というダイバーシティファクターは、「文化差」「性差」よりもマネジメントが難しいと感じます。

もう少し言うと、「外国人を尊重するよりも、若手を尊重する方が抵抗がある」と言う面があると言えます。これは無理もない話で、僕らも以前は若手だったわけで、ついつい「自分の若手時代」と「今の若手」を比較してものを言ってしまいがちです。

本当は「自分の若手時代」と「今の若手」は異なるセグメントのはずです。比較してはいけないのです。ところが我々はなかなかそれをできません。

こんなことを書いている自分ですら、大学生の前で話す機会なんかがあると偉そうにダメ出ししてしまったりします。でも後になって「ああ、自分の指摘は単純に自分のバイアスでモノを見ていただけだったかも」すごく反省をしたりします。かように、世代差のバイアスを乗り越えるのは難しいです。

もちろん、若いということは未熟達者である、という可能性が相対的に高いので、若手が未熟達になりやすい部分(社会に出ないと身につかないマナーや知識など)については育成すべきです。一方でそれ以外の部分については、「そのまま生かす」と言う事を考えても良いのかもしれません。このあたりを、いかに経営の合目的的にジャッジできるか、が経営者や人事の腕の見せ所、ではないでしょうか。

ダイバーシティマネジメントが基本となる中、最も身近な「世代差」というダイバーシティファクターを今一度見つめ直しても良いのかも。
新年度にあたりふとそんなことを思ったのでした。

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