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「セミナー」の語源について

このところ週に2日か3日は人前でしゃべるような生活をしています。あまり信じてもらえないのですが人前で話すことはあまり得意でない(少なくとも好きではない)のですが、お金を頂いている仕事ですし、当然ながら一生懸命やっています。いわゆるセミナーとかワークショップというのは紛れもなく今の私の職業です。

ふとこのセミナーという言葉を調べてみるといろいろと気づきがありました。Etymology Dictionary(語源辞典)によると、

1887, "special group-study class for advanced students," from German Seminar "group of students working with a professor," from Latin seminarium "breeding ground, plant nursery" (see seminary). Sense of "meeting for discussion of a subject" first recorded 1944.

とあり、集団で学ぶ意味のほかに、培養地を作ったり苗を植える意味もあるようです。seminary(神学校)もそういった由来からきています。さらに形容詞seminalには「影響力のある」「将来性のある」という意味があり、さらには「種子の、精液の」という意味もあります。

セミナーとは知恵の伝達であり後進の育成であり、さらには将来にわたって自分の子孫を残していくことと同義なのね、と思うと自分の仕事の意味が少しだけ深まったような気がしたのでした。