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誕生日に思った、人生って短いなということ。

先週39歳になりましたが、誕生日を迎えて改めて思うのは、人生って短いよねといこと。つぶやきです。

人生100年時代と言いますので、70歳くらいまでは仕事するかもしれません。つまりまだあと30年くらい仕事人生があるのかもしれませんが、一年一年の速さを感じるにつけ、30年という年月も結構あっという間なんだろうな、と感じます。(諸先輩方からすればまだまだ若造ではありますが)

そんなこともあり、ここ数年はこんなことを思っています。

●自分のことはちゃんと世の中に表現しておく

若いころブログを書いていた時は、「この文章を知り合いが読んだら恥ずかしいな」とか「こんなこと書いて批判が来たらどうしよう」ということを思っていました。

が、だんだんわかってきたのは、「みんな俺のことを気にするほどヒマじゃないし、俺の文章なんてそんなに誰も読んでないわボケ!」ということ。結局、まだ書いてもいないのに、誰かがこう思うんじゃないか、ああ思うんじゃないか、というのは自意識過剰であり、時間の無駄、ということだと最近は思っています。本当に有名人になれば炎上とかいろいろあるのかもしれませんが、そんなのは有名になるくらいの実力をつけてから心配すればよいことです。

「モジモジしている間に人生は終わってしまう」のです。なので、表現したいことはさっさと表現してしまった方が良い。そうすることでまた新しい自分を発見することが出来、結果として次のステージに進んでいくことが出来ると思うのです。

●人間関係をないがしろにしない

人間、心に引っかかっている人間関係というのが一つや二つあるものです。よく「縁を切る」と言いますが、形式的に縁を切ることは出来ても、社会の中で二人は存在し続けますし、共通のコミュニティの中で顔を合わせることもあります。つまり縁を切ることなんてできず、完全に縁を切るには人生は短すぎます。

会社を経営しているとスタッフとの別れはつきものです。「もう顔を見たくないわ」という人も正直いますが、なるべく顔を見ないようにしていても、夢の中には出てきたりします。たまたま会社の中では関係がうまく行かなかったとしても、自分の人生という舞台の脚本の中の登場人物として、その人の存在は残り続けます。むしろ、重要な登場人物として残るでしょう。そういう人たちのことを忘れ去ることは出来ません。

であればその人との出会いに感謝し、新たな関係を作る方が良いでしょう。別に親友になる必要はありません。ちゃんと顔を見て挨拶をできる関係性になれれば十分。そうすることで、その人と過ごした時間を肯定できます。いろんな人との関係性を切り捨ててきた人は、ラクになるようでむしろ生きるのが辛くなります。そうした人との関係を避けて生きようとすると、逆に人生は長く感じられることでしょう。

また、いま一緒にいる人との関係も決して永遠に続くものではありません。何らかの理由で、我々の周りにいる人は入れ替わっていきます。それは転職かもしれないし、死別かもしれません。5年、10年続く関係よりも、2,3年で終わる関係の方が多いでしょう。そう思うと、今一緒にいる人からもっと学べる事、もっとお互いを知り合えることは沢山あります。今の自分の周りにいる人ともっと話をしておきたいな、と僕は思います。もちろんその中でも一番大切な存在が家族であることは言うまでもありません。

以上の2つが、心の在り方として意識して行きたいなー、と今週思ったことです。

よく「人生短いのでやりたいことはやっておけ!」と言います。自分も、もっと世界を見てみたいとか、幼稚園を経営してみたいなとか色々夢はあるのですが、少なくとも今の自分には自分のビジネスを切り盛りするだけで精一杯であり、それを必死でやることにそれなりに満足していたりもします。なので欲張らず、心の中で上記の2つを大切にしていけばそれなりに自分は幸せになれるのかな、というのが今年の誕生日に思ったことでした。