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Newspicks ピッカー交流会 in Singaporeに行ってきました

昨日シンガポールで行われた、Newspicksのピッカー交流会というのに行ってきたので、感想を簡単にまとめておきます。

当初定員40人のところ、それを上回る参加者が集まったとのことで会場はとても盛況。皆さんの期待の高さがうかがえました。僕のようにタイから来た人もいれば、どうやら中国から来た人も?ということでシンガポールだけにとどまらない場になりました。僕は「えっ、このために来たんですか?」と何度も聞かれました(笑)。半分yesで、このイベントがあるので出張を絡めて来ることにしました。(さらに言うと週末家族も呼んで家族旅行もくっつけました。)

出演は豪華キャストで、Newspicks ASEANエコノミストの川端さん、CDIの小川さん、そしてお馴染みリーゼントマネジャーの岡田さん。いずれも顔見知りですが、少しご無沙汰もしていたので、久々にお顔を拝見してお話もしたいな、と思い参加してみました。

川端さんはASEANの2018年のマクロをダイジェストでプレゼン。引き出しの多い川端さんなので、これだけで2~3時間ゆっくり聞きたい内容でした。小川さんのポイントは「桶狭間を創れ」。つまり、ASEANでグローバル企業に対抗するには、勝てる土俵を決めてそこに資源を集中する必要がある、というたいへんわかりやすいお話でした。そして岡田さんは彼がグローバルの中で生き抜いてきた秘訣を、主にコミュニケーション面について、いつもの調子で熱く語って頂きました。

限られた時間ではありましたが、「マクロ」「企業」「個人」という3階層が明確だったので、話は多岐にわたりながらも多様な関心に対するコンテンツとしてバランスが取れていたように思いました。また、普段こういった集まりだと、「起業家向け」「日系企業駐在員向け」とどうしても属性が分かれがちですが、それらを全て横串を通して、「新しいコミュニティを作る」という試みは価値があると思いましたし、懇親会でお話ししたUSERBASEの皆さんから伝わってきた「経済メディアで世の中を変える」という思いと相まって、ああ、新しい場を作ろうとされてるんだなぁ、というのが感じられる良い場でした。

今後は「月1回(!!)」アセアンのどこかでやるということで、かなり大変だと思いますが、陰ながら応援していきたいと思います。今後への期待の意味での改善点としては以下です。

1)スピーカーが魅力的だけに、もう少しプレゼンが聞きたかった。お三方のお話がやや短く、もう少しそれぞれの専門分野のお話をききたいなーという気持ちが残りました。(時間の兼ね合いもあったと思います)

2)参加者同士を繋がりやすくする仕掛けがもう少しできたかも?。例えば事前に予告記事を事務局にポスト頂いて、参加者がそれぞれにピックして臨むとか。それによりお互いのプロファイルが事前にわかるので、懇親会などでもよりアクセスしやすくなる気がします。

3)トピックスの設計。話題が幅広いだけに主語が「日系企業」「日本人」と色々混ざるので頭がついていくのが大変でした。例えばパネルディスカッションを2,3個のテーマに最初から設定して(例:「日系企業がアセアンで勝つには」「日本人がアセアンで活躍するには」)、大きなトピックスの流れをコントロールしたほうが議論がフォーカスできるかも、と思いました。その場合、会場との兼ね合いですが、参加者同士でグループディスカッションするような仕立てもありだと思います。

以上、今後の応援の意味も兼ねて、改善点も書いてみました。いずれにしても新しい取り組み、応援したいと思います。