Learning Web

起業、人事、アジア、などなど

お年玉を外貨で渡すことはとても良い教育かもしれない

タイの知り合いが「日本の親戚に渡すお年玉をバーツにしてみたら好評だった」と言っていて、それって教育効果も凄くありそうだな、と思いました。

自分は田舎で育ったので、小学生くらいの時なんて外国のおカネなんて見たこともなかった。でも、幼いころから、日本の他にもいろんな国があってそれぞれに経済がある、という事を知ることは視野を広げる上ですごく大切なこと。そして、その子が外国のお金を大切に貯金箱にしまって、「いつか海外でそのお金を使ってみたい」と思いながら海外や外国語に興味を持って成長していったとしたら、どれほどの計り知れない教育効果だろう。単純にお年玉をあげるよりも、よほど本人の将来のためになるプレゼントになるかもしれない。

f:id:Katsuwo:20180104141834j:plain

そもそも、おカネというのは社会を知る窓としてとても有効だと思う。今、我が家はベトナムで年末年始を過ごしているのだけど、普段バンコクに住んでいる小学生と幼稚園のわが子たちもベトナムの紙幣を見るのは初めて。お札を見て好奇心がくすぐられ、僕を質問攻めにしてくれている。

ベトナムの紙幣に書いてあるオジサンは誰?」
「どうしてベトナムやタイは全部同じ人が紙幣に書いてあるのに、日本のお金はいろんな人が書いてあるの?」
「どうしてベトナムのお金はこんなにゼロが多いの?(1,000円が20万ドンくらい)。どうして硬貨が無いの?」
「どうしてベトナムのお金とタイのお金を交換するレートは変わるの?」

・・などなど。こういう質問にちゃんと答えてあげることは、とても良い社会勉強になると思う。(ちなみに全部をちゃんと答える上で親も勉強になることは間違いない)。そしてそれは今後、世の中を理解していくのにとても役立つだろう。

今年は日本に帰国しなかったのでお年玉を渡す機会は無かったのだけど、来年帰ったときはバーツでお年玉を渡してみようと思ったのでした。