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インターの先生とのやりとり

金曜日に息子の学校(3年生)の面談に行ってきましたが、ちょっとやりとりが面白かった。

うちのインターでは基本小学校から科目ごとに先生が違うので、各クラスの様子は各クラスの先生に聞かねばならず、専用アプリで各先生からいつも連絡が来る形式。どういう宿題を出したとか、クラスの様子の写真とか、そういう情報は親は定期的に知ることが出来る。

それで今回、Math(算数)の先生から、「お宅の子供はMathが良く出来るので、今のレベルではなく一個レベルを上げたクラスにした方が良い」という提案が来たのがきっかけ。「じゃあそれでお願いします」というと、学校内で異論が出たらしく、校長、数学の学年主任、数学のクラス担当、も出てきて一緒に面談するという大げさな展開に発展。

で当日。現れたおばちゃん校長が「入試のテストもそれほど良くなかったし、まだクラスアップと判断するのは早い。1ターム待って下さい」とまくしたてると、部下の担任は反論。「1タームは長すぎます。私は普段クラスを見てますが、彼には今のクラスは易しすぎます。」と、上司部下の間で意見の相違が明らかな様子。。。
結局、上司の校長パワーが圧倒的に強く、クラスアップのOKは得られず。担任の先生は悲しそうな表情。校長が部屋を去った後で、「本当にごめんなさい・・・。でも今後も彼の様子はしっかり見て、頑張って教えますから!」と彼女は私たちに詫びる。その様子に「あなたのような先生が教科担当で、うちの子は幸せですよ」と労いつつ、しっかり見てくれてる頼もしさを感じたのでした。

これは今年から通ってるシンガポール系の学校で起きた出来事なのですが、去年までのアメリカ式とはずいぶんいろいろ違うなぁという印象。
シンガポール式はやはりペーパーテスト第一主義で、組織についてもかなりヒエラルキーがしっかりしてる。対してアメリカ式はテストは少なく、校風もかなり自由。もちろん学校にもよると思いますが、違いが明らかで面白いなーと思います。