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世の中は繋がっているので、信用を失ったツケはどこかで回ってくるという話

採用面接で、あるキャンディデートが一見良い感じだけど、どうも態度が気になるなーと思って、たまたまつながりがあるその彼の前職関連に問い合わせたら、残念ながら素行があまり良くなかったことがわかり、採用を見送ることにした、という話。

今の時代、自分の目の前の人は他の知り合いの誰かと繋がっている確率は非常に高い。また以前は繋がっていても話題に出ない限り確認されなかったけど、今はSNSでそのつながりが可視化されているのでアクセスされやすくなっている。ゆえに、相手によって自分を良く見せたり、といったことが出来づらい時代。

悪い評判というのは残念ながら伝わるので、あるところで誰かに失礼なことをしたり、また信用を失うようなことをした場合は、そのツケはどこかで回ってくる。周囲の評判は最悪だけど、Web上では有名で著作も良く売れてる、といったことがかつてはあったけど、今はちょっと調べればそういう評判もわかってしまうので、そのギャップはだいぶ少なくなったのではないか。

求職者として気を付けたいのは、どんな経緯であれ、お世話になった会社や同僚への感謝を持ち続けること。昔から、「その人のいないところで、その人の悪口を言うな」と言います。インターネットがあろうが無かろうが、その大切さは変わっていません。

また、仮に前職での経験が良いものではなかったとしても、絶対の環境のせいにしないこと。ビジネスの状況が悪かった、上司が悪かった、等色々とマイナス要因を並べ立てることはできるけど、よほどのバッドラックでない限り、優秀な人はその環境の中でどうするか、を考えて何かしらの結果を出します。そういう経験があれば、どんな過去でも前向きに語れることは必ずあります。環境を悪く言うのは自分が努力しませんでした、と言っているようなものです。そう考えるとやはりそれぞれの在職期間が短いのは僕は気になってしまいます。「石の上にも3年」は日本だけに通じるではないと思っています。

インターネットの時代だからこそ、ますます「信用」が重要になるなー、と改めて感じた出来事でした。