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ブログと私

「1か月間毎日ブログ書くぜ!」というなかなかストイックな企画にお誘い頂いてしまい、思わず乗っかってしまいました。
仕事の原稿も溜めてるのに・・・と各方面から怒られそうですが、「迷ったらとにかくやってみる」というタチなので、気楽にチャレンジしてみたいと思います。

今日は最初なので自分のブログに対する想いについて。

自分がブログというものに初めて出会ったのは多分2003年くらいだったと思います。ブログがまだ「weblog」と呼ばれていたころに、インターネット好きの友人がブログを書いていて、見よう見まねでブログを書いてみました。ちょうどtypepadというツールが日本でもリリースされて、誰でも簡単なブログが書けるようになった頃です。アメブロとかはまだありませんでした。

当時、のちに「ウェブ進化論」を表す梅田望夫さんがシリコンバレーからブログを書いていて、何か「知」の最先端がそこにあるような気がして、「うおお!」と興奮しながら読んでいたのを思い出します。当時はキュレーションとかもなかったので、色んなブログが更新されているかどうかを毎日チェックしていた、そんな時代だったかと。自分も文章が書ければ、こういう知識人たちの一人になれるかもしれない、そんな淡い夢を持ちながら、へたくそな文章をポツポツと書いていたのが、24歳くらいの頃でしょうか。当時はメーカー勤務なので、マーケティングの勉強にもなるかなと思ってマーケティングの記事とか良く書いていました。

それからブログはちょっと続けては辞め、ちょっと続けては辞め、と断続的に、今では読み返す気もしないような駄文を書いてきました。途中からかなり影響を受けたのは、実はちきりんさんです。今でこそ有名人となってしまいましたが、無名の頃のちきりんさんは今とは違う、時に内省的な文章も結構書かれていて、結構ファンでした。

中でも、この短いエントリーは、いまだに記憶に残っています。(2010年なので結構新しいですが)

d.hatena.ne.jp

書くことは人を救ってくれる。
そう信じています。
自分を表現することは誰にとってもとても素敵なことのはず。
多くの人に、完全に匿名で、自分の思うことをそのままに文章にして残しておいてほしいです。
誰も読んでいないなんてことはありえません。

この言葉は、大した文章もかけず悶々としていた僕を救ってくれました。「内向性の時代」でも3分の1の人は内向性だ、という話がありましたが、多くの人に「自己表現の機会」を与えてくれたインターネットってなんて素晴らしい道具なんだろう・・ということをこのころから感じ始めました。

今でも若い人に、「ブログ書いてみたら?」と勧めることが時々あります。ブログを通じて自分を表現し続けるうちに、自分の中に「信念」が溜まっていきます。今思えば、ブログを書くことなしには自分の中に芽生えなかった価値観はたくさんあったと思います。ブログは格好の自己成長ツールだと思っています。

ということで、1か月間、書き続けながら自分の変化を楽しみたいと思います。