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「お金持ちになりたい」という若者

タイの若者は、お金持ちになりたい欲求が強い子が多いですね。「30歳までにミリオネアになる」と言う子もいます。(うちの社員とか。) その野心は素晴らしく、日本人が見習ってほしいくらい。

ただそういう価値観に対して「お金だけをゴールにすべきではない」というのが僕がいつも言っていること。

お金は目的ではなくて、手段。だってお金は使うためにあるわけだから。(札束を家において眺めたい、という人は除く)

であればその先にある、得たいものは何か。名誉なのか安心なのか、家族の幸せなのか。それらをゴールにしない限り満たされることはない、ということを認識しておくべきだと思います。お金だけを手に入れても決して幸せになれないことは色々な成功者の証言が証明しています。

また、企業のビジョンとかを作る仕事の立場からすると、こうした物質的な欲求というのは多くの人を動かすうえでは直接的過ぎて機能しづらい、という側面もあります。そうした人の心が本当に動くメカニズムも併せて伝えたい。

念の為ですが、お金が大切ではないとは言いません。でも、特にリーダーになろうとする人は、必ずしもお金で人が満たせるわけではない、ということは知識として知っておいたほうがいいと思います。

・・・とはいえ、こうした価値観に訴えるのは簡単ではありません。例えば名言を引用しながらあの手この手で伝えます。
Try not to become a man of success, but rather try to become a man of value - Einstein (成功者を目指すより、価値ある人になろうとせよ -アインシュタイン) とか。

・・・まぁ僕がお金持ちになってから言えたら、もっと説得力が出るのかもしれませんが(笑)