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「いずれ○○するために・・」という考え方


僕は基本的に「いずれ〜〜〜したいからそのために〜〜〜する」という考え方には否定的です。「今はいずれやりたいことをやるための修行中です」という考え方もNGだと思ってます。

例)「いずれ起業したいからそのためにコンサルで経験を積む」
→起業をしたいのなら、コンサルやるよりも起業家として経験を積んだほうが成功するためには近道では?コンサルってそんな半端な気持ちでやれるの?

例)「いずれ海外で仕事したいからまずは英語の勉強を頑張る」
→勉強するより、体当たりで挑戦してしまったほうが学びは早い。ずっと勉強だけしていても、「勉強が完了したから準備OK」なんて状態はなかなか来ないのでは?

・・・という思考回路で考えてしまいます。

勉強することや修行を積むことを否定しているわけではないです。勉強や修行を、それ自身を今自分がやりたいことと捉えて、ちゃんと全力投球していればOKだと思います。というのは、そこで全力を尽くしていないと結局自分にとっての糧にならないからです。

上記の例で言えば、「コンサル」「英語の勉強」はそれ自体も奥が深いものであり、深く取り組む対象としてしっかりと捉えるべきだろうということです。それを通過地点、手段としてとらえてしまうと深まるものも深まらない。

「将来〜〜〜するために」という発言をする人に時々会いますが、なんとなく今それをやらないことの言い訳をしているだけ、に聞こえることもあります。「もう少し時機を見て」と言っているとチャンスは逃げてしまいますし、どうしても自分がやりたいと思うなら、その時がベストタイミングだと思って決断したほうがうまくいくと思います。


以下、堀江貴文さんのコメント

■なぜ、やる前に経験を積んで、スキルを身につけなければいけないのか?
おそらく、みんなすごく真面目すぎるんですよ。何かをやる前には、勉強しなきゃいけないとか、経験を積まなきゃいけないと思っているわけでしょう? そうやって、自分で勝手にバリアを張るから、自分でつくった壁にぶち当たるわけです。自分で身動きを取れなくして、自分自身を落ち込ませている。キツい言い方をするけれど、「アホか!」と思いますね。
僕は、マネジメントを担う資質や経験を問う人には、「なぜ経験を身につけなきゃいけないのか」というところから語りたいです。自分が準備して、このスキルを身につけたからやっとこの仕事が受けられるって考える真面目ちゃんが多いけれど、そんなこと、やれる人に聞いたり頼んだりすればいいし、やりながら覚えていけばいいだけの話ですから