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子育てに関するつぶやき

子育てに関するつぶやきをつらつらと・・・。

今週は長男の幼稚園のイベント週だったので幼稚園に2度ほど訪問しました。折り紙workshopのvolunteerと、そして先生との面談です。International Schoolというやつは初めての経験ですが、なかなか新鮮です。Americanの若い女性の先生が一生懸命教えてくれています。生徒たちはAsian中心なのでそこまで多様性が高いというわけではないですが、国籍関係なく遊んでいる子供たちを見ているのは楽しいです。


(写真はイメージです)

教え方もいろいろと考えられていて、例えばPhonetics(音声)を学ぶために、先生が文章を読み上げて特定のsound(例えば"V" sound)が聞こえたときは「Jump」するルールになっていて、子供たちがピョンピョン飛び跳ねながらお話を聞いたりとか、飽きさせない、また五感で学ぶような意図が見られます。また、かなり運営がOn-Lineベースになっていて、親と学校で共有するportalがあってそこで子供たちの成果物や教材をshareできるような仕組みになっていたり、イベントの写真はすぐに学校のFacebookページに上がってLike!が出来たりとか、もしかしたら日本の学校もすでにそういうところもあるのかもしれませんが、当たり前ながら僕が経験した学校とはずいぶん違ってなかなか面白いです。

長男はというと英会話で苦戦しているらしく、クラスではおとなしいようです。でもSingaporeで相当鍛えられたので英語と算数の成績自体は良いようで、先生も感心していました。実際、中身を見ると、英語もまだ簡単な単語が多いし、算数も簡単な足し算引き算が中心です。1年前の5歳の時点でシンガポールでは毎週英単語を10個くらいテストされていたし、2ケタの足し算もやってた気がします。さすが教育国家シンガポール恐るべし、と今更ながらかの国の偉大さを良くも悪くも感じます。

個人的には勉強よりも友達をたくさん作ったりcommunication能力を磨いてほしいのですが、そこは早くも父に似て内向性のキャラクターを発揮しているので、もじもじとしながらも自分と向き合うのが好きなようです。こういうのを見ると仕事柄いろいろと考えてしまうのですが、人間、子育てをするようになると、子供の中に自分を再発見することが宿命づけられているのではないか、と感じます。さらに子供なので弱い部分の自分が嫌でも見つかってしまいます。例えばちょっとした嘘をつくとか、片づけが出来ないとか、あー子供もそうだけど、これ自分もあるなぁ、といった見たくない部分を見せつけられます。そうして子供の弱さと向き合いながら、自分の中に残っている課題の部分を再発見し、そしてもう一度それを克服するchanceをもらえているような、そんな気がします。これは人類が脈々と子孫を残してきた中で得た、成長発展のための英知なのではないか、とかそんなことすら思ってしまいます。(全然違うかもしれませんが・笑)

・・まぁそこまで深く考えなくても、子供を育てることは自分にとって間違いなくプラスだと思います。子育てはうまくいかないこと、どうにもならないこと、が多いですから、そこに対する自分のキャパを広げるしかありません。泣きわめいてる子供に対して自分も感情を荒立てても逆効果で、むしろ温かい態度を取ってあげないと子供の態度は変わりません。そういうことを自分に言い聞かせながら、動じない心を作っていく、というのはこれは修行としてはなかなかよいです(笑) 多くの子育てされてる方も感じてるかもしれませんが、これってManagementそのものだなぁ、と思ったりしますね。

効果的な子育て方法、というのはよくわかっていませんが、シンプルにとにかく長い時間を一緒に過ごす、ということを今は大事にしています。特に僕は単身赴任の期間も2回ありましたから、それを埋め合わせる意味でも時間を使いたいと思っています。幸いBangkokに引っ越してからは家と職場も近いですし、また、起業して時間を自由に使えるようになったので、確実に子供との時間は増えました。子供がなついてくれる時間は短いですから、しばらくは時間をなるべく使ってあげられるように生活をマネジメントしてみようと思っています。