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MALLワークショップ「地に足をつけてグローバル人材育成を語ろう」に

MALL:経営学習研究所「地に足をつけて、グローバル人材育成を語ろう」に参加してきました!!!


いま、旧正月を利用して一時帰国しています。そこでこのイベントがある事を知り、参加しました。自称「ラーニング侍」であり、かつ今「グローバルの荒波の中」の私からすると、中原研がグローバルをテーマとしたこのイベントは「ど真ん中のストレートすぎてバットが出ない」くらいのストライクなわけですが、なんとかバットを振って参加してきました。

アジェンダはこんな感じ;

18:00 開場 (ウェルカムドリンク)
18:30 オープニング (島田徳子さん・牧村真帆さん)
18:40 近安理夫さん(アクセンチュアHOYA)による講演
「グローバル人材としてのCapability .FN/ 結局何が必要なんだろう?」
19:10 休憩 (バータイム)
19:30 アカデミックリフレクション (島田徳子さん)
「海外経験と業務能力の関係を探ってみよう」
19:45 ダイアローグ
「グローバル人材育成の課題とこれから、人事は何ができるか?」
20:15 休憩
20:25 インタラクティブディスカション (近安理夫さん&中原淳さん)
20:55 ラップアップ(島田徳子さん・牧村真帆さん)
21:00 終了

と、とても盛りだくさん!!!以下、所感です。

●近安さんのお話と、理論との紐づけが良かった!!
近安さんのお話は、アクセンチュア時代の大変なご苦労からグローバルに通用スキルを身につけられていった生々しいエピソード。そのエピソードにかぶせて、島田先生が経験学習モデル(Kolb)を用いながら解説されていました。個人的には、コルブをさらに掘って学習スキルに紐付けていったアプローチは興味深く、もっと聞いてみたかったです。

●ダイアローグで今の自分の経験が客観視できました。
同じテーブルは、色んな業界の大先輩(立派な方々ばかり・・)でした。が、自分の現在のグローバル体験を語りながらダイアローグしていきました。自分自身はグローバル人材に向かっているのか?だとしたら今の経験から何を得ているのか?を考える機会となりました。

●「グローバル人材」に食傷気味?!
「グローバル人材ってそもそも何?ってちゃんと議論しようぜ」とか「グローバルって言葉嫌いなんだよ」とか、そもそもの部分での話が盛り上がりました。”グローバル”がバズワードっぽく過熱する中で、違和感を持っている人が多いと思っていましたが、それが確認できたのも面白かったです。ボーダーレスになるからこそ、より「ローカル」が大事とか、それぞれの国のアイデンティティが大事、といった捉え方の方が、「全球的(グローバル)」とか言われるよりも、実際に海外ビジネスをやっている方々からするとしっくりくるようです。

●サケソリューション?!
中原研のこういったイベントは初めて来ましたが、お酒が結構入るんですね(笑)。しかも割とガンガン飲んで下さいと。そりゃ舌も滑らかになり、話も弾みますね。なるほどこうやって盛り上げるのか、とシンプルに参考になったり(笑)。ちなみにシンガポールで今度やるセミナーでは終了後お酒を持ち込もうとしたところ「NG」でした。土地が変われば懇親の仕方も変わるので、ワークショップのデザイン難易度も上がりますね(笑)

●この領域の研究は、本当にこれから。
グローバル人材育成の研究についてはまだあまりちゃんとしたものは見た事が無いですし、これからなんだと思います。日系企業はそこに今必死に取り組んでいますので、成功事例はこれから生まれてくるでしょう。僕は実践知を創る側で貢献して、それを研究知に還元していけたらいいなぁ、とそう思います。(中原先生とも少しそんな会話が出来ました。感謝)


と、いうことでとても良い機会でした。今後日本でこういったものにもあまり参加できなくなるので一層貴重ですね。いずれこういった場を企画する側にもまわってみたいと思いました!!