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起業、人材、アジア、などなど

謹賀新年〜今年も様々な学びを

あけましておめでとうございます。

去年は後半特に多忙にかまけて更新が滞った当ブログですが、多くのブロガーの年始の決意表明同様(笑)、今年は更新頻度を挙げられるよう頑張りたいと思います。
今回は年頭の雑感にて。

●育てることと、育つこと
年末年始は久しぶりに家族でゆっくり過ごしました。長男は4歳になり、徐々に幼児から「男の子」になりつつあります。男の子の子育ては父親の存在が大事といいますが、明らかに私になついている彼の様子を見ていると、自分が頑張って背中を見せて、立派な男に育てなくてはと思いますね。「HEROになりたい。ただ一人、君にとっての。」と歌った櫻井和寿の気持ちが良く分かります。

ちなみに子供が自我を持ってくると、親子ってやっぱり似るんだなとつくづく感じます。子供の性格、良い点悪い点含めて自分に良く似ています。「あちゃー似ちゃったな」なんて部分もありますが、それを発見し受け入れる過程を内省すると、非常に面白いです。

例えばうちの子は「何でも自分の納得いくようにやらないと気が済まない」、違ういい方をすると「非常に唯我独尊」なところがあって、先日も空港のターンテーブルから出てくる荷物を「自分で取る!」と頑固なまでに言い張っていました。ちょっとでも手を貸そうものなら激怒。「なんでそこまで・・」と思う反面、「こういうところは自分にもあるなぁ」と気付かせてくれ、「そうだね、じゃあ自分でやってね」と一旦受け入れることができます。

この「子供を通じて自分の性格を客観視し、受け入れる(時に矯正する)プロセス」ってのは「自己発見、自己受容」が凝縮されていて、自己成長プロセスそのものだとも言えますね。人間は親になると子育てという行為を通じて自分が育つように出来てるんだなと思うと、面白いですね。

そしてやや一般化すると、上司と部下とか、経営者と社員とか、何かしら「他者」に関与していく立場の人は、その他者との関係性から自分が学んでいるんだ、という事を常に意識できるかどうかで、自分自身の成長カーブも変わるよね、と思います。昨年来、より多くの人との出会いがありますが、そういった他者との関わりで自分がどんな学びを与え、そして得ているのかを今年も意識していきたいです。

●教育から学習へ、そしてラーニング・ストーリーを創る
さて当ブログでは何回も書いていますが、私は「教育」よりも「学習」に興味があります。「学習」とは「人(や組織)が変化すること」であり、(狭義の)「教育」はその「過程にある刺激」の1つにすぎません。「人は教育や研修で変わるのか?」という問いには、「教育や研修”だけ”ではNo」で、それらに加えて様々な経験や転機を刺激としながら徐々に変化していくわけで、そういった刺激の「点」を「線」に繋げていくことにラーニングプロセスのデザインの面白さがあります。

ビジネス教育の現場ではもちろんそんな事はわかっていて、ここ数年その具体化が進化してきて面白いな、と思います。2013年はますますそれが加速する年になるでしょう。”タレントマネジメント”という名のもとに、個々人ごとに学習・経験付与をデザインする営みや、”イマージョン”や”留職”といった異質体験にどっぷりと浸って経験から学ぶスタイル、等々様々な営みがなされてきています。

自分自身意識したいチャレンジとしては、これらの打ち手の一つ一つ意味あるものとして手掛けると同時に、それらをどう「つないで」いくか、です。それは1人1人の成長のストーリーとしてもそうですし、またより重要なのは、企業内人材育成を行う上では組織全体として1つのストーリーになっているかどうか。その為に必要なのは全体像を描くことと、それを各持ち場(国、地域)で共有する事です。全体像に拘りすぎると動きが遅くなるのが常なのでそこは意識しつつも、局所最適(国、地域)と全体最適(グローバル)のバランスをとった組織学習をどうデザインできるかは、今後ますます重要になるテーマだと感じます。

●多様な多様性から学ぶ
もう一つキーワードとして意識したいのが「多様性」です。手垢のついた言葉ではありますが、「アジアどうよ?」という話題になると、「多様すぎて結局一つに括れないのがアジア」という話によくなります。

また、その多様性も”多様”です。日本でダイバーシティというと「女性」を指すことが多く(これもどうかと思いますが)、アメリカでダイバーシティというと人種や宗教、およびゲイやレズビアンといった人々が含まれてきます。アジアになると、加えて国の発展段階の多様性が加わります。GDPの全く違う国々が「アジア」として括られ、隣り合って暮らしています。

そんな中でおそらく世界で最も多様な組織運営がなされているの国の一つであるシンガポールでは、ダイバーシティに関する様々な現場知が日々生まれています。インド人、中国人の優秀さは世界でもよく語られますが、それ以外の各国の人々もそれぞれに強み、魅力を持っています。そんな環境に身を置きながらアジアらしい多様性のマネジメントについても考察を深めてみたいと思っています。



・・とまぁ興味はつきないので欲張って色々と書いていますが、何よりも自分自身が日々学んでいくことを意識し、それを今年もシェアしていく場にできたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。