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起業、人材、アジア、などなど

社長は社員に好かれるべきなのか?

答えは「Yes」でもあり「No」でもある。経営者というのは投資家の期待に応えるため、ビジョン実現のために仕事をするべきだ。そういう意味では社員に好かれるのはプロセスに過ぎない。自分がこれまで見てきた経営者というのはほぼ例外なく社員から文句を言わ…

スタッフのパフォーマンスが上がらないのは誰のせいなのか

経営者の仲間と話すと、必ず悩み相談になります。それも大抵は人の話です。事業戦略は自分が頑張れば描けますが、実行段階になると人・組織がついてこないとうまく行きません。しかるに、人の問題で悩んでいない経営者はいないのではないでしょうか。ある友…

リクルートのDNA(4)最終回

人材輩出企業で知られるリクルートの文化の根っこは、当然ながら江副さんの思想によるところが大きい。そして、改めて本書を読むと、江副さんは商売の天才でありながら、決してリーダーとしてはカリスマではなく、それ故に周りの人が生かされ育ってきたよう…

リクルートのDNA(3)

リクルートの創業期の話。まだまだ創業期であるわが社にも通じるものがあり、参考になるとともに身が引き締まる。10年前に読んだ時とは全く異なる部分が響いてくるのが面白い。 事務所は、教育学部の先輩の森稔さんが学生時代に建てた、南佐久間町にある最初…

リクルートのDNA(2)

久々に読み返している書籍「リクルートのDNA」には江副氏と親交のあったさまざまな経営者とのエピソードが出てきてこれが面白い。 豊田英二さんが社長時代、私は二度お目にかかっている。「新車を出すとき、ぼくは発売一号車の前のゼロ号車に乗って通勤する…

リクルートのDNA(1)

引越しに向けて荷物を整理していたら、書籍「リクルートのDNA」が出てきました。2007年の出版の時に確か読んだので、10年ぶりに手に取りました。その中で「成功する起業家の二十か条」というのがあったので、いくつかピックアップしておきます。 二. 人がつ…

自分が人生で感じた奇跡の組織体験(2)

前回の続き。大学を出て7年くらい経ったあたりですが、再び組織の奇跡的なハーモニーを感じられた体験がありました。当時の僕は10人くらいのチームに属していて、営業のややお兄さん的なポジションとして若手の面倒を見つつ、部署の目標達成に奮闘していまし…

自分が人生で感じた奇跡の組織体験(1)

「組織人事」というものを専門とするようになったのは2005年からですので、通算で13年ほどこの業界で仕事をしています。今日は自分はそうした分野に興味を持つようになった、原点っぽい体験を書いてみます。大学の時、音楽サークルでの体験です。当時僕はク…

自分をメチャメチャ叱ってくれた人のことは一生忘れない件

自分のキャリアを思い起こすと、あれが転機になったなー、と思える一つの出来事があります。20代後半くらいに、当時の上司(正確に言うと、上司の上司くらいの偉い方)にめちゃめちゃ怒られた経験です。辛い出来事でしたが、でもそれがあったことで前に進む…

「あなたはNew Japaneseですね」と言われた日から世界が変わった件

昨日は懐かしい友人と数年ぶりにバンコクで再会。外資系でマネジャーとして働く彼は、アメリカ赴任なども経てすごく充実したキャリアを送っているように見えた。話しているうちに、ふと自分がシンガポールに居た時の話になった。当時僕はシンガポールの事業…

数十時間分の仕事が一気に進んだ瞬間

今週は東京からビジネスパートナーにタイに来ていただいて、あるサービスローンチ案件のMTGをしています。本案件は約1年前から温めてきて、半年前から本格始動。僕も毎月のように日本に帰って、色々なことをすり合わせしてきました。今回はじめてそのチーム…

薬を使って病気を治すことへの考え方の違い

週末体調をがっつり崩しまして、たぶん胃腸風邪だと思うのですが、寝込んでおりました。妻の弟夫妻がタイに来ていたので、せめて食事くらいはご一緒したく、薬を使って何とか熱を押さえてアテンドしました。 熱が出た時に、タイはじめアジア諸国で最もポピュ…

会社を辞めていく社員を愛し続けることが出来るか

先日スタッフと話していて、「フラットに見てうちの会社は若い人が多いから、みんな3年くらいの周期で辞めていく可能性はあると思うよ」という事を言っている人が居ました。少し寂しい気もしますが、優秀な人がキャリアを積んでいく上で、他の場所に行って異…

普段とは違う立場を経験することによる気付きのインパクトは非常に大きい件

今度、社内で一日のオフサイトミーティングを実施する予定で準備をしています。普段はそういうものを企画して顧客に提供する側なのですが、今回はあえて外部のファシリテーターに課題をヒアリングしてもらい、セッションをデザイン、進行してもらうことにし…

世の中は繋がっているので、信用を失ったツケはどこかで回ってくるという話

採用面接で、あるキャンディデートが一見良い感じだけど、どうも態度が気になるなーと思って、たまたまつながりがあるその彼の前職関連に問い合わせたら、残念ながら素行があまり良くなかったことがわかり、採用を見送ることにした、という話。今の時代、自…

マネジャーの仕事は「いなくなる」こと。

先日、バンコクで「生産性」についての勉強会をしていて、海外で働く日本人マネジャーはとにかく忙しいという話になりました。海外日本人マネジャーは「兼務地獄」だと言われます。一つは横の兼務。経理の経験しかないのに、海外拠点は人が居ないので人事・…

一生学び続ける姿勢は杉田敏さんから学んだ

「人生で影響を受けた人を10人挙げなさい」と言われたら、杉田敏さんの名前は必ず入れたいと思います。NHK実践ビジネス英語の講師として長年ご活躍され、今もまだご健在で講座を担当されており、長年のファンも多いと思います。自分が彼の講座を聞き始めたの…

通訳を付けて講演をするとどうなるか

昨日、日本からお招きしたゲストにタイ語通訳を付けてセミナーをやって頂きました。通訳を付けてやるというのは普通慣れていないことなので、少し大変そうでした。講師の方は普段豊富なネタと軽妙なトークで面白い方なのですが、昨日はそれを減らして、要点…

次の世代のことが思える人間に

若いころは思いもしませんでしたが、人生というのはある意味で恐怖との戦いでもあるなと思います。人間、少しずつ人生の年輪を重ねるにつれ、少しずつ「終わり」というものを意識するようになります。30代の自分が何言ってんねんと諸先輩方から怒られそうで…

タスクを片付けるときに意識したい4つのこと

土日のどっちかはだいたい溜まったタスクをやっつける日に当てることが最近多く、満載になったタスクリストを片っ端から片づけます。とはいえ一日中ずっと集中して居られるわけもなく、下手すると関係ないネットサーフィンをして今うこともしばしば・・・(皆…

将棋は野蛮なゲームなのか?

テレビを見ていたら、将棋AIの開発で高名なグリムベルゲン教授という方が、昨今のAIの発展いかに将棋の技の発展に貢献しているかを語っていて面白かった。曰く、昔は悪手とされていた指し手でも、将棋AIは遠慮せずにどんどん指す。人間のプロ棋士からすると…

言っているようにはならないが、やっているようにはなる

最近研修の仕事が多くて、昨日はタイ・アユタヤの某社の工場で、今日はバンコク市内のオフィスで、それぞれ研修をしています。 テーマは様々で、マネジメントや、リーダーシップ、人事制度、といった領域です。タイなので基本的にはタイ人が対象で、弊社チー…

ブログと私

「1か月間毎日ブログ書くぜ!」というなかなかストイックな企画にお誘い頂いてしまい、思わず乗っかってしまいました。 仕事の原稿も溜めてるのに・・・と各方面から怒られそうですが、「迷ったらとにかくやってみる」というタチなので、気楽にチャレンジし…

会社を辞めてちょうど3年

会社を辞めてちょうど3年が経ちました。そういえば1年前もブログを書きました。learningweb.hatenadiary.jp決して順風満帆では無いですが、お陰様でクライアントと社員だけには恵まれており、何とかやってこれています。お世話になっている皆さんには感謝以…

社会的証明の無い世界

最近思う事。若い頃から「社会的証明を活用せよ」と教わってきました。ファシリテーションでは、既存の学説や偉人の言葉を引用しながらメッセージを伝えることが有効であり、またそれに慣れてきました。時に自分独自のフレームワークを持ち出すと、「そうい…

研修効果の高い出張をデザインする

今週はシンガポールに3日間、メンバー2名と一緒に行ったのですが、予想以上に色々な収穫がありました。今回はカンファレンスにみんなで出て、色んな人事専門家の話を聞いたり、また、出店しているHRベンダーからの情報収集やコラボの相談、等をするのが目的…

【海外子育て】週末おうち遊び道具5選

さて週末は出来る限り子供とがっつり遊んでます。テニスを一緒に習っているので一緒に汗をかくのが(父の運動にもなって)だいぶいい感じです。あとは何といってもプール。子供というのはなんであんなにプールが好きなんでしょうか。バンコクは基本一年間ず…

「日本と日本人を良くしたい変人の会」に参加して

東京で「日本と日本人を良くしたい変人の会」という物凄い名前の会に参加。各種各様のバックグラウンドの人が集まって実に面白かった。日本人と熱く語るというのが良く考えると久しぶりで新鮮だったし、改めて「自分はどういう形で日本に貢献したいのか?」…

判断にまつわる二面性

ものごとの評価には常に二面性があると思います。出張で3日間もオフィスを開けてしまうことでメンバーとのコミュニケーションが悪くなったり、プロジェクトの進みが悪くなったり・・という心配はとてもあります。でもそれをきっかけに自分たちで何とかしよう…

人事評価のシーズン

今週はずーっと評価者研修というのをやっていました。評価のタイミングは企業によって異なりますが、3月末というのは各社、人事評価を行うことが多いようです。従い、我々の人事評価コンサルティングの業務もこの時期に集中します。。そもそも人事評価はとて…

自分のモットーを上書きしていく

”More is Less, Less is More” (増やせば減り、減らせば増える)朝からメンバーの資料をチェック。提案書でも報告書でも何でも、「たくさんのことを言おう」として盛り込みすぎると、どんどんメッセージは弱くなる。つい資料のページ数や、書いている内容が…

東南アジアのHRを育てる

HR College (人事の学校)というのをバンコクで始めています。HRの第一人者の元リクルート、現人材研究所曽和さんのご協力もあって、とても良い内容になっていると思います。今年は合計4回バンコクでやります。参加者のコメントで印象的だったものの一つに、…

リーダーの仕事

2015年に「3年後のビジョン」ってのを立てました。その時は、「2018年までにはアジアを代表するHR領域の起業家の一人として認知され、アメリカのカンファレンスで講演している」と書きました。その目標は常に見返しながら仕事をしてきましたが、目標まであと…

カンファレンスに参加して

今日はカンファレンスに出席。色々と学びがありました。登壇側になることも増えてきましたが、聞き手側で色々勉強することも大事だな、と改めて思いました。パネルディスカッションなどを聴講するときに、いつもこういう姿勢で参加しようと思っていることが…

たくさん面接する

今Qは「たくさん面接する」のが目標です。履歴書を眺める日々なのですが、過去の自分のキャリアについてどう捉えているか、はその人の成長についての考え方をよく表すなと。過去のインターンとか、ちょっとした職歴でも履歴書にガンガン書くのはこちら(タイ…

性格の良い人を採用する

「性格の良い人を採用する」という投稿が話題ですが、当社もまったく同じ基準です。うちはまだ人数が少ないので、「チーム全員で最終面接する」ということをやっています。最終試験はプレゼンテーションをしてもらいますが、「全員出席マスト」で必ず時間を…

わかりやすくする

今週は、朝から晩までずーっとミーティングしてる感じです。テーマは研修、人事制度、企業理念、はたまた経営の様々なテーマと多岐にわたるのですが、振り返ってみると基本的に自分が出しているコアな付加価値は、物事をなるべく「わかりやすくする」ことで…

組織に「信頼」を作り出すためにするべきこと

HBRで良い記事があったので紹介しておきます。If Employees Don’t Trust You, It’s Up to You to Fix It本記事は組織の中のTrust(信頼)を懸念するCEOが増えているとし、また信頼は経営のコストを下げるという考え方を紹介しています。 PwCのCEO調査による…

起業3年目の終わりに思うこと~2016年の振り返り

起業3年目の2016年をまもなく終えようとしていますが、今年一年のビジネス面を軽く振り返っておきます。2016年度の前半はひたすらミャンマーに通いました。その前の年から数えたら10回以上は通ったと思います。某ビール会社さんのM&Aに伴う企業理念の策定…

一番近くにいる人を大切にできるか?

拡大期の経営者に起こりがちなこととして、自戒を思い切り込めて、最近感じること。会社が大きくなってくるとやること・考えることが増えるので、足元まで意識が及ばないということがよく起きるような気がします。良くあるパターンとしては、1.社内に割く時…

パートナーシップについて

パートナーシップ(Partnership)」について。会社を始めて以来、国内外たくさんのパートナーさんと一緒に仕事をしています。なるべくユニークな会社であろうと心がけているので、弊社を見つけて頂き、興味を持っていただけることが増えているのはとても嬉し…

距離に騙されない

こないだのフォーラムでも話したのですが、海外での仕事の難しさの一つは、関係者との「距離」。人間は、物理的距離が離れるだけで気持ちも離れていくものだと思います。 何も悪いことしてないのに「海外拠点のやつら何やってんだ」と思われ、逆に「本社の連…

タイの外国人向けになされたポストの翻訳

タイの外国人向けになされたポスが話題になっています。僕も感銘を受けたので、ご本人の許可を得て日本語に訳してみました。タイの方々の想いが伝わる文章です。(追記:オリジナルを末尾につけました)This is Japanese translation of a Facebook post, whi…

プミポン国王からシリントン王女への手紙(2004年)

タイのプミポン国王がなくなりタイは悲しみに暮れています。王様の人柄がわかる手紙の日本語訳があったので、ポストしておきます。 素晴らしい人間性とは何か、を教えてくれます。****娘へこの世界では、全てのものは常に対をなしている。 闇と光 善と悪…

【アジア式組織運営vol.3】リーダーの最も大切な仕事とは?

外部寄稿ブログ「アジア組織運営を考える」第3回です。 本コラムの読者には組織の中で人を引っ張るリーダーの立場に立っている人も少なくないでしょう。今回は「リーダー」の仕事について考えてみます。●リーダーの最も大切な仕事=ビジョンを示すこと「アジ…

【アジア式組織運営vol.2】アジアに共通する価値観って?

外部寄稿ブログ「アジア式組織運営を考える」第2回です。前回のコラムでは「日本人とタイ人は似ている」という点に触れました。ものの考え方や価値観が似ているということは組織運営上有利に働くはずです。ではどのような点が似ていると言えるのかをもう少し…

会社経営について思うこと。

会社経営について、最近思うことをいくつか書いておきます。 1.「同じメンバーから違うアウトプットは出ない(出づらい)」人間はある程度自分の得意なことが決まっているので、同じ人から新しいことはあまり出てこないな、と思います。出てこない人に「頑張…

最近おもうこと。

最近思うこと。最近の自分のアタマの中をメタ認知すると、数々のタスクを「右脳的」にとらえてマネジメントしてるなぁ、という感じです。例えるなら「ジグソーパズル」とか「レゴ」みたいな感じです。例えば「新しいプロジェクト」という話が来ると、この仕…

新卒で海外で働きたい人にどうやって機会を作るか

海外で日本人同士で話していると、「”新卒で海外で働きたい”という若者」と、「それをあまりお勧めしない大人」という構図のコミュニケーションが時々あります。双方に真剣な理由があって、学生からすると「日本の大手企業に入ってから駐在を勝ち取るまでに5…

会社を辞めてちょうど2年

そういえば会社を辞めてちょうど2年です。 2年前の今頃は会社をやめて収入がゼロになったのでお金をとにかく使いたくなくて、「1日100バーツで過ごす!(=300円)」と決めてケチケチ生活をしてました。・・・といってもバンコクだと30バーツでおいしいご飯…